ERDINGER Weisbier(エルディンガー ヴァイスビア)。こちらは本場ドイツの小麦を使ったビールです。ヴァイツェンとも言いますね。通常のビールは大麦の麦芽を使うのですが、ヴァイツェンは小麦の麦芽も使ったビールのことだそうです。海外のビールを見てみると、ラベルにその国の「お国柄」が現れているように思えますね。1500年代に制定されたビール純粋令が今でも守られている国なので、伝統と威厳な感じが出ているラベルだと思いました。
写真は、緊急事態宣言が明けた後に、東京ドームの野球観戦後の祝勝会で寄ったSWINGというドイツ・ベルギービールが呑めるお店のものです。ビール専用のグラスと一緒に供されるのですが、グラスが適度に冷やされている心遣いがとても嬉しいですね。
原料は大麦・小麦の麦芽、ホップ、水のみという正統スタイル。色味は少し濁りのある黄金色です。ヴァイツェンの特徴でもあるのですが、口に含んだ瞬間、バナナや洋梨のようなフルーティーな香りが鼻腔を突き抜けて、その後に麦の旨味とホップの爽やかな苦味が追いかけるという、オーケストラの演奏のような多重レイヤー感が半端ないビールでした。あと、泡がきめ細やかで喉越しもとても滑らかでしたね。ホップの苦味が控えめなので女性でも呑みやすいビールだと思います。
苦味:★☆☆
旨味:★★★
喉越し:★★★
合わせたいおつまみ
少し焦げ目のついたエイヒレ。七味唐辛子を多めにまぶしたマヨネーズをたっぷりつけて。